圧迫面接は有名ではありますが、私が簡単に分析します。
実は、民主党の事業仕分けと同じで、畳みかけて相手のいいところを全く引き出さないようにしています。
圧迫面接でも一部圧迫なら理解できますが、大半圧迫では相手の良さを引き出せません。
よく採用担当が「どうやって切り返すか?」を見ると言っています。
道場長が「具体的に何が分かるのですか?」と聞くと、「切り返し方とか態度かな」と曖昧な回答をします。
結局、木だけ見て森が見えておらず、面接相手の全体像を理解できていません。
原因を以下に記します。
企業では個人の目標を書いて、期末に評価するシステムが取られているケースが多いです。
基本的に数字やデータで成果を表せないと評価しにくいです。
採用の仕事ではそれが難しいため、面接側が注力できていないのも自ずと分かります。
自分の評価につながらないことを勉強して、手法を学ぶことを優先するのは難しいのです。
さておき、面接というのは本来は『相手のことを知る』という目的があります。
英語ではinterviewとなります。以下、ロングマンの英英辞典からの引用です。
a formal meeting at which someone is asked questions in order to find out whether they are suitable for a job, course of study etc(仕事や研究に適切かを判断するため、対象者が質問をされる公式な場)
圧迫面接で大半の時間を割く企業は本質的に採用に関する能力がないと考えます。
会社を作るのは役員や株主だけでなく、社員、ユーザーもです。
一つの要素も欠陥があってはならないという意味で採用は特に重要となってきます。