大阪ワイズ就活塾(梅田・難波)、内定請負人の松原です。
目先の就職だけでなく、将来求められるスキルの習得などテクニック重視ではなく、本質的な学びも大切に定員制での個別指導をしています。
早速ですが、最近急増する早期内定。
いいこともありますが、どちらかと言えば良くないことのほうが目立ちます。
その部分を解説しますね。
売り手市場で就職が楽、たしかにそう見えるかもしれませんが、実は合否の基準が変わっているわけではありません。
そして、なんとなく受かる形で正しい就職(適職選び)ができているでしょうか。
就職が楽=考えが曖昧なまま大切な選択をしている危険性があります。
早期内定の背景
早期内定が急増する原因の一つが人手不足で、売り手市場であることです。
若い人材の取り合いが起きており、早期確保に企業は尽力しています。
内定を出し、繋ぎ止めることで1人でも入社してほしいというところです。
実際の企業への調査では2030年までに重要性が高まると思う人事施策で半数以上の企業が新卒採用を中心にした若手人材の確保を挙げています。
就活生にとっての早期内定のメリット
早く就活を終えて楽になれる
内定を獲得し、安心できる
就活の負担がない状態で研究、学業に専念できる
内定獲得しているからこそ、不安なく就活を続けられる
最初の2つが本音として多くあります。
こちらもアンケート結果では、就活から早く開放されたいという気持ちが上位になっています。
研究・学業に専念できる、就活を続けられるなど前向きな考えの方もいると思います。
一方で、「しんどいこと、嫌なことから解放されたい」という本音のほうがより多いのが現状です。
つまり、「まぁいいや」とある程度で満足してしまうリスクがあります。
売り手市場の誤解
売り手市場と聞くと、就職活動を警戒しなくてもいいかなと思うかもしれません。
ただ、ここに落とし穴があります。
多く採用するのは事実でありますが、これは80点だったら落ちた人が80点で受かるというイメージです。
大手企業の事務系の採用人数はメーカーの場合、超大手で30-50人ほどしかいませんが、応募数は数千レベルです。
最終面接に残っている方は横並びで甲乙つけがたい方が大半です。
1点ないしは0.5点など僅差でその点数の差で数十名いても不思議ではありません。
このレベルの人が受かる可能性が高くなっている形で、75点の人が受かるかというとそういうことではありません。
就活指導のプロから見る早期内定の罠
早期内定のマイナス面は就活生の動きが内定後に停止することです。
楽になりたい、解放されたいという気持ちがあると内定することで安心しきってしまいます。
考えること、行動をやめてしまうこともあります。
「有名どころから内定もらえたし、もういいか」
「これ以上しんどい思いしてまで続けたいと思わない」
「仕事って結局どこでも同じだし、これでいい」
など都合よく解釈してしまうこともあります。
有名企業でも続かない仕事であれば意味はありません。
早期内定しても遅い内定でも卒業後に就職するわけです。
だからこそ、内定が早いから良いというよりもきちんと納得して、就職先を選択することが大切です。
ワイズ流!早期内定の活用法
1人で就活をすると早期内定することで気持ちが落ち着いてしまうこともあります。
ワイズでは指導側の私から見ても納得するなどであれば、就活をやめて違うことに向き合うことも大切だと思います。
ただ、曖昧な場合は、就活を続ける必要性や理由について話、動機づけをきちんとします。
早期内定を活用することでさらに自分に合う就職先選びができるようになります。
採用側からすると早期内定がある学生=ある程度優秀な学生と考えるのは通常です。
採用側も数回、各数十分の面接で自信を持って採用可否を判断できるかというと難しいです。
早期内定をしている企業の価値が高いと採用側に思われると、「あの企業がほしいならいい人材かもしれない」という感覚になります。
だからこそ、早期内定を活用し、就活を継続することで他の企業の選考で合格率を上げることができるのです。
また、価値が高いと思われない場合(知名度が低めの企業など)でも、なぜその業界、企業を受けていたかの理由や背景を明確に語れるとしたらどうでしょうか。
「しっかりとした意見を持てる人」と思われますね。
こうした手法で自身の価値を採用側にしっかりと伝えていくことで合格率をどんどん上げていくことが可能です。
就職は卒業後という意識を持つ
早期内定しても、内定が遅くても最終的に就職は卒業後です。
だからこそ、早期内定で安心するのではなく、自分で納得する就職にできるようにすることを大切にしましょう。
大阪ワイズ就活塾(梅田・難波)では早期内定しても意欲的に就職活動ができるように工夫しています。
ビジネススキルを学ぶ、苦手意識を克服するなどを重ねていくことで成長を喜べるようにしています。
成長のために就活を続けるという意識付けをしていますのでご安心下さい。
苦労や努力があまりなく手に入るリスク
あるアイドルユニットのマネジャーとの会話で気付かされたことがあります。
一時期、大量にメンバー脱退があったときに理由を聞くと、「苦労していないから価値がわからず手放す」と。
就職も同じで、就活で苦労をしていない、うまくできている状態の方ほど就職後に苦労しています。
そして、転職もわりとできるだろうという考えで退職します。
3年以内の離職率3割というのは人材流動性も高まる売り手市場でも変わっていません。
つまり、退職する人には共通した理由があると推測できます。
自分でしっかりと向き合って続けたいと思うような就職を実現することが大切です。
例えば、3ヶ月離職したら100万円以上の損失が出ますし、短期間での離職であれば、次の就職先が今より良い状況になる可能性も低めです。
新卒の段階でしっかりと向き合って、大切にしていける仕事を見つけていきましょう。
また、退職するなら自分の目標が見つかるという前向きな退職ができるようなレベルになっておきたいですね。
大阪ワイズ就活塾(梅田・難波)では内定と就職後に困らないレベルに育てていくことを創業時から重視しています。
定員制でしっかりと予約も取れて、個別で全て対策していきますのでご安心ください。
塾の雰囲気は生徒さんのお声からが一番わかり易いと思いますので参考になさってください。
ここまでやるからこそ全国で唯一就活塾・公務員予備校として、満点評価を獲得できています。